理系出身者が合格率40%の危険物取扱者 甲種を取った時の話

化学系で産業として一番取られている国家試験は何か

おそらく危険物取扱者だと思います

「どういう試験なの?」

「難易度は?」

「どれくらい勉強が必要?」

という疑問があるかとおもいます

実際に合格したのでその時の話をしたいと思います

 

 

危険物取扱者 甲種とは

危険物取扱者とは

危険物(イメージしやすいところでガソリンとか灯油とか燃えそうなやつ)

を取り扱い、管理監督するための資格で

甲種 乙種 丙種があり

乙種は取り扱える品目に応じて6種類あります

日本の国家資格です

 

その中で甲種はすべての危険物を取り扱える資格で

危険物取扱者では一番上のランクになります

 

危険物取扱者は資格取得後も登録や講習への参加、更新などが

求められる資格でもあります。

資格取得

2019年3月の試験で一発合格しました。

しかしこの資格としては正確に表現すると

今危険物取扱者ではないので

(実際にこの資格を行使していない)

その資格試験に合格した人

となります

資格を取ろうとしたきっかけ

完全に自己啓発でししかないです

もともと理系の大学院まで卒業していますが

だからといって何かアドバンテージがあるわけでもありません

仕事上、常に勉強という仕事なのですが

やはり自分を高めるには日々勉強を続けていく

というのが大事だと思っています

24歳だか以降の学習に割く時間は日本人はものすごく少ないそうです

まぁなんだかんだ自分の出身を活かせて

何か勉強したいなと思い、この資格を選びました。

マークシート方式の資格試験のいいところ

はっきりいいますが

ぼくは勉強は苦手です

 

試験はちょっと得意です

 

この試験はマークシート式がメインになります。

マークシート方式にはやはり個人的には

  • 試験の傾向が決まっている
  • 過去問が参考になる
  • 選択肢を減らしてあてずっぽうの確率を上げる

という3つの点があります

試験の傾向が決まっている

出される試験には傾向と対策があります

大学受験とちがって複数の教科を受けるわけでもありませんし

枠組みは法律によって変わることはありますが

大きく変化することはありません

マーク方式の試験は対策が立てやすいのが実態です

範囲が広かったり、法律問題ではちょっとの差を見つけなければいけないので

そこは難しいですがそこは2つ目がポイントになります

過去問が参考になる

参考書を読むことも大事だとは思いますが

なにより問題を解きまくるっていうのが一番の対策になります。

甲種においては私の感覚では過去5年で出た問題から

90%位出題されています。

TOIECの試験と違い文書や単語も変わることがないのもポイントの一つです。

よって

解きまくって、それを繰り返しているだけで

相当覚えられます

忍耐って感じの学習法ですが

選択肢を減らしてあてずっぽうの確率を上げる

究極的なポイントだと思っています

似た問題が出たとしても

選択肢や間違いやすい問題はあります。

その際に4択を2択にできれば確率は25%から50%になります

これはマークシート方式では助かります。

わからない問題は選択肢を減らして後はあてずっぽう

TOEICのように点数で出てくるものは問題かもしれませんが

基準点以上を取るテストでは正解かわからない問題を

正解にする能力というのも大事だと思います

勉強に使った本

資格取得までのロードマップ

家庭もあるので子供が寝た後と週末に半日時間をもらって勉強をしました

毎週というわけではありませんが

またもともと化学系出身なので下地はあります。そのうえでのロードマップです

 

1月正月後

勉強を始める 12月までに選んで買っておいた参考書兼問題集に手を付け始める

まずは問題を解かずにひたすら解説部分を読む

1月中旬

参考書部分をざっと読んだので問題を解き始める

各章ごとになっているので解説を読んで→解くを繰り返す

2月中旬

1週目終了

ここから2週目に入る

2週目は解説部分は読まずに問題だけひたすら解く

2月末

3週目は間違えた問題だけ解く

大体解けないけど記憶に残る

試験直前

過去問を2回分解く

間違えたものだけ復習

試験前日

間違えた箇所や間違えが多いところ

暗記項目(数字がでてくるところ)を見直す

 

だいたい2か月ちょいで

週3日 1時間つつ

直前は2時間

半日はスタバで勉強

合計たぶん50時間くらいだと思います

 

社会人のスタバ学習

あまり褒められたものではありませんし、混雑しているときはいくのはやめましょう

ですが、コストをかけてやらないともったいないって感じないと

やれない弱い人間には

最適だと思います

ただ毎日には向きません

週末の集中した勉強にっていうかんじです

お金をもっとかけれるなら自習室かもしれませんが

コーヒー飲みたいしね

あとはドやりたいしね

受けてみて思ったこと

久しぶりの勉強と

久しぶりの試験でしたが

意外と楽しめたと思います

もちろん自分のフィールドの資格なので

一部の人から取れて当たり前とか言われそうですが

なにより勉強法の検証と

試験に受かるっていう自信につながりました。

自信をつける為っていうのはすごい大事だと確信しましたね。

最後に

一般的な社会人がとっても

あまり意味のない資格です

必要な人はその仕事に従事するときに

とるでしょうし

理系化学系のひとは

勉強のきっかけとして

ちょうどいい重さかと思います